会社設立を探してみよう!
自分の措いた絵を好きな人がいて、それを買ってくれる人がいる-。
この現実を、アーティスト自身が身をもって体験する、それが最初の個展の大きな意味です。
ここで彼女のマーケットの土台をつくっていきます。
新人アーティストが成長するとき工藤さんの作品は完売こそしましたが、展示には僕たちが少し手を加える必要がありました。
段差を付けて作品を並べることで、個々の作品が持っている空間の質のバラつきが目立たないようにしたのです。
まだその頃は工藤さんも、自分の作品を客観的に見ることはできていなかったと思います。
それから、いくつかの国内外の美術館のグループ展に参加してはかの作家と作品を並べてみたり、展覧会に出品するために新作を措き下ろしたりしているうちに、自分の作品を一歩退いて見る力がついてきます。
ある程度、経験を積んでから自分の作品を見たときに、いい/悪いと自分で判断する村上さんと奈良さんアーティストはどこにいる。力と、悪いものは削っていく勇気を持つことは、アーティストが成長していく中で大切なステップです。
この方向だという手応えを感じたら、馴れに合わない作品を外している。そして二〇〇五年に二回目の個展をしたときには、工藤さんは見違えるほど絵の中のクオリティを一定程度以上に保てるようになっていました。
このときは全点描き下ろしの新作です。
展示に慣れたアーティストなら、展示空間を見れば、どれ-らいのサイズを何点、どの壁に展示すればいいとイメージでき、それを念頭に作品を制作することができます。
工藤さんも二回目には、広い展示スペースの、ここに一点、あそこに一点と、均質な空間構成ができるような安定感が出てきました。
たった二年間でものすごく成長でしたね。
その後、ロサンゼルスのマーク・フォックスというギャラリーで個展をしたところ、ロサンゼルス現代美術館が作品を買っていきました。
いくつもの展覧会を経験するうちに、自分の作品をどんなかたちで見せればよいか、自分の作品がどういうものなのかが客観的に見えてきますよね。
場数を増やしていけば、アーティストとしての自分の立ち位置がはっきりしてきて、さらにプロフェッショナルとして磨きをかけることができるのではないでしょうか。
莫術の「幅」を広く持つ、しつこいようですが、日本のアートにも多彩な表現があるはずです。
僕自身は、普段マンガやアニメを見るわけではないですし、特に日本のサブカルチャーが好きなわけではありません。
ただ、そういった表現もあるのだという美術の「幅」が大切だと思っているのです。
僕がギャラリーで扱っている作家を見ていただければわかると思いますが、菅木志雄さんのような〟もの派〟もいれば、田中敦子さんは〟具体″のアーティストです。
日高理恵子さんという樹木を描-作家もいます。
こういったアーティストと奈良さんや工藤さん、三宅信太郎さんが、僕のギャラリーでは同時に存在しています。
もちろん、奈良さんへ村上さんに学ぶべきことは多いですが、これからのアーティストが同じことをする必要はありません。
まずは「自分にとってのよい絵」を見つけて-ださい。
そして美術や歴史、時代の全体を僻撤して、美術というものの本当の豊かさや面白さを見せることのできる新しい表現を求めています。
村上さんと奈良さんアーティストはどこにいる。現代アートを牽引する海外の個性派ギャラリーアート作品の評価には、「どこのギャラリーで取り扱われているか」ということも大切なポイントになります。
ギャラリストは自分の見識をもとに、マーケットの動向、将来性などを考えて、みずからのギャラリーで取-扱うアーティストを決めます。
アーティストにとっても作品を見たり買ったりする立場の人にとっても、その評価が「信頼できるかどうか」は大切な要素です。
そして、その信頼できる相手が取-扱っていれば、「信頼できるアート」というお墨付きとなり、一回-して作品の評価にも影響するでしょう。
現在、世界のアートマーケットでもっとも有力なギャラリーとされるのが、ニューヨークのガゴシアン・ギャラリーです。アートビジネスの中心地で、数多-の購買力のある顧客を抱え、取り扱うアーティストも大物揃い。
ジェフ・クーンズ、ダミアン・バーストやヴアネッサ・ピークロフト、日本人では村上隆、最近では草間腐生を取り扱っています。
一億円プレイヤーばかりですが、ガゴシアンだからこそピックネームを揃えることができ、またガゴシアンでこそ一億円プレイヤーとして活躍できるという面もあります。
オーナーのラリー・ガゴシアンはレオ・キヤステリの弟子筋で、ニューヨークに二店舗、ビバリーヒルズ、ロンドン、ローマにも支店を持つ、文字通りのビッグ・ギャラリーですDニューヨークでもう一軒挙げるならマリアン・ボエスキー・ギャラリー。
奈良美智、村上隆、青島千穂、坂知夏の個展も手がけており、日本のアーティストがアメリカのマーケットで育っていく際に、このギャラリーを経由することも少なくありません。
アメリカ西海岸では、比較的若いギャラリーで、プラム&ポーがサンタモニカにアートます。
新進ギャラリストのティモシー・プラムは一九九〇年代初め、原宿でマーズギャラリーを運営していた人物。
奈良美智と村上隆のアメリカ初個展を手がけたのもこのギャラリーです。
西海岸系アーティストのほか、奈良、村上、青島千穂を扱っています。
日本人では村上、青島千穂、タカノ綾、帆、森万里子を扱っています。
パリのギャラリーらしく、顧客には静々たるスーパーブランドのトップが多数。
現代アートのコレクターとしても有名なグループの元会長フランソワ・ピノーもその一人です。
そして近年、現代アートのコレクションが活況を呈しつつあるロンドンでは、まず見ておくべきなのがホワイトキューブです。一九九三年開廊の若いギャラリーながら、イギリスのみならず、ヨーロッパの現代アートの発信地として中核的な役割を担っています。
ギャラリストのジエイ・ジョブリングは、イギリスを代表するアーティストで美貌の持ち主と結婚したことで話題をさらった人物でもあります。
ダミアン・バースト、トレイシー・エミン、ギルバート&ジョージ、チャップマン兄弟などのほか、日本人では加藤美佳を扱っています。
村上さんと奈良さんアーティストはどこにいる。もう一つロンドンで注目すべきギャラリーは、セイディ・コールズです。
ローラ・オーウエンスやエリザベス・ペイトンをはじめ、サラ・ルーカスやリチャード・プリンスなど、今や巨匠となった現代アーティストの要を押さえています。
どんなアーティストを抱えているかは、ギャラリーの性格を決める大きな指針ですが、それらのアーティストがほかにどんなギャラリーと付き合っているかということも、ギャラリーを見るときのポイントです。
国際的に活躍しているアーティストほど、いくつものギャラリーにまたがってマーケットを持っています。
アートの価値はどう決まる投資を考えている人へ自分が持っている作品の価値が上がったら嬉しいと思うのは人情です。
しかし、アートの値段は単純ではありません。
アートが生ものである以上、未知数がとても多いからです。
「原材料がいくらで、制作時問がどれ-らいかかって」といった具合に、普通の物価のような計算式も基準もあります。ただ、それでも一つだけ確かなことが言えます。
ターゲットに応じた会社設立です。結構珍しい会社設立だと思います。
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